全体構想

対象地域では、道路や緑地、旅客船バース等の整備が進められており、それらが次々に供用開始されることで、これまでの状況が大きく変化しつつある。
このことを契機とするため、平成21年1月27日に約1年間の準備会による勉強会等を経て、那覇港のウォーターフロントの利活用を促し、賑わいや活性化を図るための活動を行うことを目的とした民間活動団体ナハ・シー・パラダイス・ネットワーク(以降「NSPN」と呼ぶ)が設立されました。
NSPNでは、ウォーターフロントエリアの変化する状況に合わせて、活性化のキーワードとして「沖縄の魅力(自然・文化・人)再発見」を挙げ、「魅力の発信」と「人・物・文化の交流」を行うこととし、そのまちづくりのテーマを「万国津梁のロマンあふれる交流のみなとまちづくり」と題して、万国津梁の志を立てた琉球王国の時代のような、人々が集い、活気に満ちたロマンあふれる交流の場であったみなとまちの再生を目指します。

背景

那覇市は、元々港まちとして発展してきたまちで、琉球王国の時代から、那覇港とその周辺は、万国津梁の鐘の鐘銘にも詠われている様に、国内外から様々な人・物・文化が流入し、交流の場として賑わうロマンに満ちた場所であった。那覇港周辺には、その時代の防塁などが残り、かつての繁栄と賑わいを今に伝えている。
しかし、飛行機による旅が主流になった昭和50年代より現在に到っては、那覇港における活動の中心が物流となり、西海岸(サンセット)に位置し、港と市街地が隣接しているという地域特性が活かされておらず、市民や観光客を惹きつけ、想いを寄せる魅力的な空間となっていない。
近年は、ウォーターフロント周辺の整備に向けた工事が実施されていることも影響し、波の上ビーチの利用客数も平成15年の約29万人をピークに現在では約10万人と減少傾向にあるなど、地域は賑わいを失い、疲弊が進む状況となっている。また、那覇港においては、外国クルーズ船寄港回数が平成20年で52回と全国一位となっているが、これらの観光客等に対して、沖縄独自の自然・文化・人等の魅力を十分に紹介しきれているとはいえない状況である。(港を舞台とした異文化交流が地域やクルーズ船観光客・船員にとって大きな魅力となりえる)。

波の上ビーチ利用者数

問題を解決するために

若狭地先の旅客船バース整備という新たな拠点を活用した沖縄の魅力を伝えるシステム構築や異文化との交流、及び那覇港ウォーターフロントの立地特性を活かした取り組みを行うことが必要である。
この様な、みなとまちの賑わいを再生させる取り組みの必要性については、民間の立場からも行政との共通課題として認識するところであったことから、N・S・P・Nとしてできることを積極的に展開するために那覇港管理組合の参加を得て「ナハ・シー・パラダイス協議会(NSPC)」として組織強化を行い、「万国津梁のロマンあふれる交流のみなとまちづくり」をテーマとして、ウォーターフロントの賑わいとロマンの再生に寄与する取り組みを行うこととした。
その第一歩として、将来を担う子供達への「万国津梁の心(自立し世界のかけ橋となる)」の育成及び地域との連携体制の構築と観光への取り組み、NSPCが今後も継続的に港の賑わい再生に寄与するために組織強化を行うことによって、一過性ではない持続的なウォーターフロントの魅力の発信と交流による賑わいとロマンの再生に寄与する。

みんなの取組み

「万国津梁の心」育成支援プロジェクト

  • みなと学習教室の実施
  • みなとの自然体験学習会の実施
  • 万国津梁の心育成交流体験の実施
  • みなと観光地域啓発キャラバンの実施
  • みなとのイメージアンケート

みなとの魅力発信と交流プロジェクト

  • 旅客船バース供用時に月見の宴・観光交流会の実施
  • 地域資源活用検討会の実施
  • なはみなとシンボルマークのデザインコンペ
  • NSPCホームページの開設

みんなで育てるみなとプロジェクト

  • みなと美化清掃の実施
  • NSPCのNPO法人化
  • みなとまちづくり応援団の設立